Design Ethnography
Yutaka Yamauchi

2021/10/6 改版

サービス創出方法論 (デザインエスノグラフィ)

経営管理大学院・デザインスクール 2020年後期

水曜2限日10:30-12:00

山内 裕
京都大学経営管理大学院
総合研究2号館 3階東側
075-753-3536
ObscureMyEmail

TA: なし

このシラバスは多少変更される可能性があります。

COVID-19の対応

  • 全てオンライン(zoom)で実施する。(未定)
  • 必要に応じてオンデマンド講義を配信するので、各自のペースで受講し、課題をした上で授業にのぞむこと。

授業の目的

近年注目を集める〈サービスデザイン〉と呼ばれる方法を学ぶ。サービスデザインの基本的な考え方を学ぶことから始め、そのいくつかの方法(エスノグラフィ、カスタマージャーニーマップ、サービスブループリンティング、プロトタイピングなど)を実習を通して学ぶ。その上で、現在のサービスデザインの方法論の限界を理解し、それを乗り越える理論的視座を理解する。特に、サービスの相互主観性や文化的実践に注目したデザインアプローチを議論する。

テキスト

  • 山内裕, 平本毅 & 杉万俊夫. (2017). 組織・コミュニティデザイン. 共立出版.

参考文献

  • 山内裕. (2015). 「闘争」としてのサービス—顧客インタラクションの研究. 中央経済社.
  • 武山政直. (2017). サービスデザインの教科書. NTT出版.
  • Polaine, A., Løvlie, L., & Reason, B. (2014). サービスデザイン. (長谷川敦士訳). 丸善出版.
  • Stickdorn, M., & Schneider, J. (2012). This is Service Design Thinking. (長谷川敦士, 武山政直, 渡遺康太郎訳). BNN.

授業の進め方

講義と演習を交えて実施する。講義で方法や背景を学んだ後、各グループで (未定)フィールドワークやデザインの実践を行う。

受講要件

特になし。

授業の形態と評価基準

授業参加 30%
授業への貢献度(質問、発言、発表)により加点する。授業の内容に基づく発言、質問などを評価する。6回以上の欠席は、不合格とする。代理返答は不正行為となるので注意すること。
個人アサインメントとグループワーク 70% (未定) グループでのエスノグラフィやデザインの実践への貢献を評価する。 (未定) 成績の参考にするために相互評価を取り入れる。

授業用ウェブサイト

資料のダウンロード・アップロードはPandAを通して行う。
https://panda.ecs.kyoto-u.ac.jp/portal

ただし、履修登録確定までの間の措置としてメールなどを利用する。下記よりメールアドレスを登録すること。
http://yamauchi.net/enroll

授業資料

PandA上で配布する(印刷して配ることはない)。

オフィスアワー

以下のカレンダーに掲載する「Open」の時間帯をオフィスアワーとする。Openの時間を確認し、事前にメールでアポイントメントを取る。 https://yamauchi.net/officehour

授業計画

  1. イントロダクション

    • デザインの概要。
  2. デザイン思考

    • クラッシュコースによってデザイン思考を試行する。
  3. エスノグラフィと観察 (佐藤先生)

    • エスノグラフィの背景と方法を学ぶ。
    • オンデマンド講義
    • 課題: カフェ・喫茶店・バーなどをひとつ選び、観察し、フィールドノートを書く。全体を書くのではなく、シーンを絞り、A4で1枚以内で書く。PDFを提出箱に提出する。
  4. デザイン思考とサービスデザイン

    • デザイン思考とサービスデザインの基礎を学ぶ(CJMなど)。
    • 事前に下記のビデオを見ておいてください。
    • 課題: カフェ・喫茶店・バーなどのサービスをデザインし、また下記の文献を読みジャーニーマップで表現する。1枚のジャーニーマップを作成し、PDFで提出箱に提出する。
      • 武山政直. (2017). サービスデザインの教科書. NTT出版. 第6章
  5. 発想

    • 各チームでブレインストーミングを行う。
    • 課題は特にないが、アイデアを考えみる。
  6. プロトタイピング

    • サービスをプロトタイピングし、物的証拠を作り、テストする。
    • 事前に下記のビデオを見ておいてください。
    • 課題: プロトタイプを作成し評価する。物的証拠を作る。作ったものの写真などを提出箱に提出する。
  7. 文化のデザイン

    • 文化の視座からのサービスのデザインを学ぶ。
    • オンデマンド講義
    • 課題: カフェ・喫茶店・バーなどの文化の側面を考察し、デザインをブラッシュアップするのコンセプトを考える。発表資料をPDFで提出箱に提出する。
  8. 社会の変化の理解1

    • 現在の社会の微妙な変化を読み取る。
    • オンデマンド講義
    • 課題: ターゲットとする人々の投げ込まれた状況とそこでの違和感を感じ取り分析する。ターゲットとなる人が「振り向く」多様なものを見つけ、分析する。ひとり3つ例を挙げる。
  9. 社会の変化の理解2

    • ターゲットとなる人々がふりむくような他領域の事象などを参考に、社会の変化をさらに深く読み解く。
    • オンデマンド講義
    • 課題: ターゲットとする人々の投げ込まれた状況とそこでの違和感を感じ取り分析する。ターゲットとなる人々が「振り向く」ものの背景にあるイデオロギーを理解する。自分の解釈をまとめる。
  10. 新しい社会の表現

    • 人々が同一化しようとする、新しい社会を表現する。
    • 課題: ターゲットとする人々の投げ込まれた状況とそこでの違和感をベースに、新しいサービス(カフェ、バーなど)をデザインする。まず個人でアイデアを考えてくる。
  11. グループワーク

    • 各グループでデザインを進める。
  12. アート、創造性、エステティック

  13. グループワーク

    • 各グループでデザインを進める。
  14. 最終発表

    • コンセプト
    • ターゲットとする人々の社会における違和感と自己表現のあり方
    • デザインの詳細 (プロトタイピング)
  15. フォローアップ